真央ぶっちぎり首位発進/フィギュア

rirityan2006-12-02

 真央ちゃんはすごかった。フィギュアスケートGPシリーズ第6戦、NHK杯第2日は1日、長野市ビッグハットで行われ、女子SPは浅田真央(16)がノーミスの演技で自己ベストの69・50点の高得点をマークして首位発進。連覇を狙うGPファイナル(14〜17日、ロシア・サンクトペテルブルク)に無条件で出場するには、今大会での優勝が絶対条件という崖っ縁の状況で力を発揮した。2位の村主章枝(25)に7・58点の大差をつけ、2日のフリーで優勝を狙う。なお、中野友加里(21)が3位となり、日本勢が上位を独占した。


 浅田の左手中指からは血が流れていた。演技の中盤で見せたスピンの際に、スケート靴の刃で中指を切った。動揺してもおかしくない場面だったが、強い精神力で最後まで滑りきった。


 GPファイナルへの思い、シリーズ第1戦スケートアメリカで3位に沈んだ悔しさ。すべてを爆発させた濃密な2分49秒間の後に電光掲示板に浮かんだのは、その第1戦で出した日本歴代1位の高得点(68・84点)をさらに更新する、自己ベストの69・50点だった。「自己ベストにはびっくりしたけど、すごくうれしい。(自己採点は)90点。序盤のジャンプ2つが重要で、不安なところだった」。演技を終えた浅田の右ほおには中指の負傷による血がポツンとついていた。


 ファイナルに無条件で出場するには村主と中野を抑え、優勝するしかない厳しい状況で大会を迎えた。「重要な大会」との言葉通り、重圧がのしかかった。日本勢トップの4番滑走で、SPの新プログラム曲、ショパンの「ノクターン」に乗って滑った。最初のトリプルルッツでは空中で体が斜めになったが何とか持ちこたえ「跳んだ時に危ないと思ったが、それでほぐれた」という。圧巻だったのは、その直後に跳んだ3回転フリップ―3回転ルッツの連続ジャンプだ。これを完ぺきに決め、11・30点を稼いだ。村主や中野のプログラムにはない技を決め、3点以上の差をつけた。演技点では7点台をそろえる文句なしの内容だった。


 昨季は年齢制限のためトリノ五輪出場権がなく、のびのびとした演技でファイナルを制覇。だが今季は追われる立場へと変わった。15歳で見せた快進撃は人々を驚かせたが、今では“勝って当たり前”という視線の中での演技を求められる。成長期のため、昨年から身長が4センチ伸びて1メートル63、体重も1キロ増えて46キロにになったことでジャンプ、スピンの感覚に修正が必要だった。11月22日に帰国してからは北海道で練習に没頭。フリーのジャンプの難度を上げ2回転半―2回転を2回転半―3回転に、3―2回転を3―3回転に変更。得意のジャンプのレベルアップを図り、SPでも結果につなげた。


 2位に大差をつけて迎える2日のフリーでは、第1戦の屈辱を払しょくする意味でも失敗は許されない。当時はSPで首位に立ったが、フリーのジャンプで失敗。安藤に逆転優勝を許し、SPで10・02点の大差をつけたマイズナー(米国)にも抜かれて3位に終わった。それだけに「アメリカでの気持ちを忘れずやる。トリプルアクセルもしっかり跳びたい」と自らに言い聞かせるように言った。フリーでも結果を出し、ファイナル切符を勝ち取ることで、真価を証明してみせる。(スポーツニッポン)

真央ちゃんの演技は可愛くて華麗だね。近年は日本の女子選手もみなさんスタイルが良くて美人だし、観ていて楽しいね。まだ16歳になったばかりの真央ちゃん、これからどんどん伸びて、世界の頂点に立って下さいね。

浅田真央、15歳

浅田真央、15歳