秋の味覚マツタケが急騰
北朝鮮の核実験問題が、秋の味覚マツタケにも影響しているようだ。全国有数の産地として知られる長野県上田市の上田連合地方卸売市場で、県産のキロ当たりの価格が約2倍に急騰した。
今年は10年ぶりの豊作。10月2日には収穫量が1日で100キロを超え、キロ当たり3万円前後で推移した。
ところが、核実験実施発表の翌10日には、キロ当たり5、6万円に跳ね上がった。05年の輸入マツタケ量に占める北朝鮮産は3割弱だったが、今年は不作で、輸入量は激減している。長野県連合青果の西沢邦彦常務は「(核実験が)価格に火をつけた面も考えられる」と話している。(朝日新聞)
我が家はカミさんの里がマツタケ山を持っていたので(今でも持ってるが)、昔は秋の収穫時期になると毎年かまぼこ箱にいっぱい詰めて我が家と、同じくこちらに嫁いでいるカミさんの姉の家に送ってくれていたけど、親が亡くなり、兄貴夫婦だけでは人手不足で手入れをしないので、菌が減ってあまり生えなくなったそうだ。それと監視が行き届かないのでマツタケ泥棒にやられて、殆ど取られてしまうそうだ。
以前、親の法事で里へ行った時、久しぶりに兄貴に連れられてマツタケ山へ入ったけど、あるわ!あるわ!大きな籠にいっぱい詰めて持って帰ったことがあるよ。菌が少なくなったとは言え、生える所にはたくさん生えているのだけど、何せ兄貴は働いているので、山へ入ることが出来ない。みすみすマツタケ泥棒へくれてやってる訳で、何とも勿体無い話だ。
だからと言って、こちらからわざわざ採りに行く訳にもいかないし・・今は高速道が発達して、車で3時間もあれば行けるのだけど、行っても兄貴を連れて入らないと、素人ではマツタケを見つけることが出来ない。
北朝鮮核実験で田舎のマツタケを思い出すとは、何とも皮肉な話ですナ。
- 作者: 伊藤武,岩瀬剛二
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1997/04/01
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