早稲田実業 4−3 駒大苫小牧で、悲願の初優勝
一 二 三 四 五 六 七 八 九 計
駒大苫小牧 0 0 0 0 0 1 0 0 2 3
早稲田実業 1 1 0 0 0 1 1 0 0 4
第88回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)第16日の21日、決勝戦再試合で駒大苫小牧(南北海道)と早稲田実(西東京)が対戦、早稲田実が4―3で勝利し、27回目の出場で初優勝を果たした。
早稲田実は1回、2死一、三塁から船橋の適時打で先制し、2回にも川西の適時二塁打で1点を追加。6回、7回には、四死球で得た好機を生かして加点した。準々決勝から4連投の先発・斎藤は、140キロを超える速球と鋭い変化球で13三振を奪い、無四球で完投した。
駒大苫小牧は6回、三谷のソロ本塁打で1点を返した。9回には中沢の2点本塁打で1点差に迫った。主戦の田中は、先制を許した直後の1回2死一、二塁から登板し、後続を断った。その後も連打を許さず投げ続けたが、史上2校目の大会3連覇はならなかった。
◇
○和泉実監督(早稲田実) 88回待った、その歴史で勝てた。(斎藤の4連投を)心配しているが、彼の力、彼を守るみんなの力が最後に勝った。僕は最大の応援団でしかなかった。選手には本当に敬服する。
○斎藤佑樹投手(早稲田実) (王貞治・ソフトバンク監督ら)大先輩もできなかったことに今、自分たちが主役になれたことがうれしい。仲間を信じてずっとマウンドを守ってきた。応援してくれたすべての人に感謝したい。(駒大苫小牧の田中将大投手は)自分たち世代で最もいい投手。自分も負けないようにと頑張った。(朝日新聞)
西東京代表の早稲田実業の優勝おめでとう!しかしどちらが勝ってもおかしくない決勝戦にふさわしい好試合だった。早実の斎藤投手も駒大苫小牧の田中投手も最後まで良く踏ん張って投げた。心情的には両校が真紅の優勝旗だ。第88回夏の甲子園はおそらく球史に残る試合となるだろう。高校球児に取っての2006年夏は終わった。
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