興毅、逃げたと思われたくない!!

rirityan2006-08-23

今度こそ倒したる!! 不可解な判定でプロボクシングWBA世界Lフライ級王者になった亀田興毅(19)=協栄=が、王座決定戦の相手だったフアン・ランダエタ(27)=ベネズエラ=と10月の初防衛戦で再戦することが22日、決まった。減量苦を理由に王座を返上する可能性もあったが、亀田が決着戦を希望。判定をめぐりバッシングにさらされた「浪速の闘拳」は、因縁の相手を自らの拳で倒し、相手も周囲も黙らせる。


 逃げない。避けない。ぶっ倒す。批判にさらされる亀田が完全決着の道を選んだ。「逃げたと思われたくないんや!!」。この一念で、ランダエタとの10月後半の再戦(場所未定)が決まった。


 王座返上か、再戦か−。二者択一で周囲は揺れ動いた。2日の王座決定戦では、本来のフライ級より1.9キロ軽い48.9キロのリミットで初の実戦をこなしたが、パワーダウンなど肉体面への影響が予想以上に大きかった。「3階級制覇」を公言する亀田は「(20歳になり体が大きくなる)来年にこの階級でやるのはもう無理や」と話し、協栄ジム金平桂一郎会長(40)も「健康面を考えれば、階級を上げた方がいいかも」とフライ級への転級を示唆していた。


 だが、本人の闘魂が決定打となった。この日再戦を発表した金平会長は「フライ級に上げれば、形として逃げたと言われてしまう。逃げた、避けたというそしりを受けながら、この後の現役生活を続けていくのは不本意という、亀田選手からの強い要望もあり、早期に決着をつけた方がいいのではという結論になりました」と説明した。


 汚名をそそぐ。周囲を黙らせる。前戦は、生涯初のダウンを喫した上の2−1の際どい判定勝ち。試合を中継したTBSには5万件を超える抗議が届き、協栄ジムのサーバーは抗議メールでパンクした。逆風に加え、「亀田とKOはセット」の“公約”を果たせなかったことが悔しかった。親しい関係者には試合の翌日に再戦の希望をもらしていたといい、10日前後に方針が固まった。


 王座決定戦で戴冠した新王者は、原則的に初防衛戦は指名試合。次期ランキングの1位選手と原則90日以内に防衛戦を行うことが義務づけられる。ランダエタWBAの最新ランキングで1位にとどまったことで、再戦はこれらの条件を満たすことにもなる。すでにWBAも再戦を承認。TBSが大みそか恒例の「日本レコード大賞」を12月30日にずらしたことで、亀田戦の大みそか開催も浮上しているが、この再戦に勝てば年の瀬のビッグマッチの可能性も残る。


 この日は亀田本人も父の史郎トレーナー(41)も姿を見せなかった。日時や会場などが決まった段階で正式会見を開き、父子そろって決意を述べる。21日には会長と亀田一家そろって、先代会長の故金平正紀氏の墓参をし、王座奪取を報告した。9月初めからパートナーを呼んで、スパーリングも開始する。


 「『あのときの亀田は亀田じゃなかった。100%負けることはない。今度は必ずKOで勝つ』と、本人は言っていました」と金平会長。テレビを観て「負けていた」「おかしい」と批判した人々と、試合後に「亀田は弱いボクサー」と言い放ったランダエタを黙らせるために、自らの拳ですっきり決着をつける。それが亀田の心意気だ。(サンケイスポーツ)

漫画家のやくみつる氏や元世界ミニマム級王者:大橋秀行氏など、それぞれが違う立場でコメントしてるけど、再戦はやって欲しいネ。そして疑惑の判定を覆すには今度こそ「KO」しかない、判定はNOだね。
19歳で成長期の彼に取っては前回以上の過酷な減量が待ってると思うけど、世間の注目は今まで以上に増して、再戦では圧倒的な勝ち方を求められるだろう。
金平会長は「リスクの高い勝負となる」と言ってるが、本人が決断した以上、興毅が持ってる精神力と意地で今度こそ本物の世界王者になって、世間を見返すことが出来るか、興味深々で楽しみになって来ました。