「どっちが勝っても良いんじゃない」新庄選手

rirityan2006-10-21

 日本シリーズが今日21日、幕を開ける。開幕前日の20日はナゴヤドームで公式練習、監督会議が行われ、44年ぶり日本一を目指す日本ハム新庄剛志外野手(34)は「どっちが勝ってもいいじゃない」とサプライズ・テーマを掲げた。モットー通り「ファンがどれだけ楽しめるか」を追求するエンジョイ・ベースボールを約束した。52年ぶり日本一を目指す中日は、初戦から勝に行く構えをみせた。先発予告は日ハムがダルビッシュ、中日は川上。


 楽しくなければ日本ハムの野球じゃない。新庄が決戦を翌日に控え、大まじめに言い切った。


 新庄 どっちが勝ってもいいじゃない。4勝1敗とかいろいろ予想する人がいるけれど、視聴者やファンがどれだけ楽しめるか。ファンが見て最高の舞台にしたい。


 25年ぶりリーグVを果たし、日本一への挑戦権を得た夢舞台。快進撃を支える原動力になったキーワードは「楽しむ」だった。在籍3年でチームメートへたたき込んだ“新庄イズム”の集大成。選手個々が楽しむ「新庄流」と、絶対的なリーダーがいる「オレ流」の落合中日。対極にあるスタイルでぶつかっていく。


 みんな心は1つだった。緊張感が漂っていた練習前のミーティング。ヒルマン監督は、声を張り上げてナインへ心構えを説いた。「プレッシャーがかかる場面もあるだろうが、エンジョイすることが大切」。稲葉も言う。「とにかく楽しめればいい」。数字にも記録にも表せない“戦術”を、最後の最後まで体現するつもりだ。


 指揮官からの直々のキーマン指名にも、どこ吹く風だった。勢い、流れが大きく左右する短期決戦。ヒルマン監督は「(もつれて)7試合になるかもしれないが、毎試合ヒーローが必要だ。新庄がその1人であってほしいと思う」と期待した。だが、当の新庄は指揮官のそんな期待もつゆ知らず脱力感たっぷり? だ。「ホームラン? ノッてきたらね」。肩の力はどこまでも抜け、リラックスしきっていた。


 発言だけでなく、新庄らしさにあふれていた。一般へ非公開練習だったからだが、真っ赤な練習着を着用して調整。終了後、視察していたパ・リーグ前川審判部長に呼び出しを受けた。「襟付きアンダーシャツ」騒動で厳重注意を受けた同部長から、あらためて敵地でのファン入場後の着用は控えるようになどと事前に通達されたもようだ。試合前日まで新庄らしいオチがつく予行演習になった。


 メジャー時代には楽しそうにプレーする姿に「SHINJOY」という造語までできた野球生活の有終の美へ。どこまでも楽しく、新庄らしく、ラストステージに臨む。【高山通史】(日刊スポーツ)

私も新庄と同じ意見で、この日本シリーズが楽しければ良いと思ってるよ。どちらも頑張ってファンを楽しませて下さい。なんたって私は阪神タイガースファンだから・・~(=^‥^A アセアセ・・・
話は違うけど、今年の日米野球はファン投票で選ばれた選手の辞退者が続出しているそうですね。日ハムの新庄や西武の松坂などもそうだし、監督を引き受ける楽天の野村監督が激怒しているそうだ。
今では日本選手もメジャーで通用する選手がいっぱい居るので、日米野球も新鮮味はなくなったかな。

日米間プロ野球 FINAL LEAGUE

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